【新刊宣伝】あの日見た流星、君と死ぬための願い

【新刊宣伝】あの日見た流星、君と死ぬための願い

約一年ぶりにこの宣伝カテゴリを使える日がきました……色々苦労しました。書いていいのか分からない色々が……。

2023年10月25日発売予定の新刊宣伝です。

『あの日見た流星、君と死ぬための願い』

今回は、前々作の『君を死んでも忘れない』以来のメディアワークス文庫での出版です。

夜空のグラデーションが美麗な表紙イラストは、中村至宏さんに描いていただきました。息を呑むような素敵なイラストを本当にありがとうございます。自分が書いた物語の表紙絵を受け取る瞬間って、誇張じゃなく生きていてよかったと思えるんです。

いつものように公式での紹介文を転記します。

君と生きる未来を願う僕と、僕と共に死ぬことを願う君――。

時を繰り返す世界で、僕はもう一度君に恋をした。でも――
「一番幸せな時のまま、終わらせたいと思うのは、いけないことかな」

 12月14日。高校2年生の雪は、自分が何度も同じ一日を繰り返していることに気が付いた。だが、今まで孤独に生きてきた雪にとってその世界は望ましいものだった。
 しかしある日、変化が起こる。今まで登場しなかった女の子に出会ったのだ。ループ世界の中で起こった異変。逃げ出す彼女を追いかけて話をすると、彼女もまたこの世界をループしていると言い――。
 そこから次々と判明する驚愕の事実。ループする世界で二人が導き出した答えとは、一体。

これは、痛みを抱えた少年と少女の、「生」と「死」の物語。

紹介文でも出ていますが、今作では、「12月14日」という日付が重要な意味を持っています。

12月14日って何の日でしょうか?

タイトルや表紙絵から、ある分野に知識や興味のある方はすぐに気付いたかもしれません。

隠すほどの情報でもないんですが、本文を読めばすぐに分かるので、ここでは書かないでおきます。

そして紹介文にもありますが、今作は「ループ」モノです。

主人公は理由も分からないままに同じ一日を何度もループしながら、少しずつ、世界に隠された残酷な真実に近付いていく。

前作の『この星で君と生きるための幾億の理由』では「生きるための理由」でしたが、今作は「死ぬための願い」。一件繋がりがありそうなタイトルですが、実はありません……。出版社も違いますし。

ただ、自分の中で生や死というものは、一貫した物語のテーマの一つでもあるので、そういう意味では繋がりはあると言えるかもしれません。

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僕は自作に象徴的な絵文字を付けているのはこれまでも書いたんですが、今回は「🌠」ですね。

🌼:逢う日、花咲く。 2019/06/25
🌙:明けない夜のフラグメンツ 2020/06/25
🌻:世界の終わりとヒマワリとゼファー 2021/02/25
💠:君を、死んでも忘れない。 2022/01/25
🚌:この星で君と生きるための幾億の理由 2022/09/13
🌠:あの日見た流星、君と死ぬための願い 2023/10/25

作家デビュー後に出す本も、これで六冊目になります。

すれ違い、重なりあう願いと、終わらない約束の日の物語。

よろしくおねがいいたします。

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おまけ情報ですが、平行して進めていた別の物語も既に書きあがっています。

が、こっちはかなり特殊な案件なので、どういった形で世に出せるのかまだ分かりません。

でも著者的には大好きな世界で、気に入っている物語なので、告知できる日がとっても楽しみです。

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そしてもう一つ!

こっちはもう「願い」や「祈り」みたいなものですが、今月中に嬉しい報せができたらいいなと思っていることがあり、そっちもうまく行くといいな。

ほら、実現したいことって口に出すと現実になるとかいうじゃないですか。言霊の力です。叶うといいなぁ。いや、叶う。叶うよ。どうかお願いします!

『逢う日、花咲く。』で第25回電撃小説大賞を受賞し、デビュー。著書は他に『明けない夜のフラグメンツ』『世界の終わりとヒマワリとゼファー』『君を、死んでも忘れない』『この星で君と生きるための幾億の理由』『あの日見た流星、君と死ぬための願い』

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