カテゴリー: 三題噺

三題噺 小説

【三題噺】世界の始まりの君の歌

※こちら↓を先に読んで頂いた方が楽しめるかと思いますが、強制はしません。『世界の終わりを君と』  ☁ ☁ ☁  二人で、錆び付いた鉄道のレールの上を歩いた。  かつて世界を遍く満たし、そこにあった全ての業や咎、あらゆる絶 […]

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【三題噺】喪失と再生のメメント

 想いは、呪いに似ている。 「先生、そっち歪んでますよ」「え、そうか?」  ゆるゆると気だるげに粉雪が降る。それに逆らうように、彼の吐く息が白く烟って灰色の空に立ち昇っていく。 「……先生、雪だるま下手ですね」「……それ […]

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【三題噺】星空に叫ぶラブソング

 流れ星に願い事を言うと叶うんだよ。  病室の窓際で星空を見上げながら、耳に息がかかる程の近くで声を潜めて教えてくれた少女は、僕が退院した一週間後に、行方不明になった。  ピー、ピー、ピー  電子的なアラーム音が、調理の […]

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