【日記】さよなら、2021年。

【日記】さよなら、2021年。

今日、12月31日。つまり大晦日。要するに、2021年最後の日です。

せっかくブログをやっているのだから、だらだらと長文で今年を振り返ってみようと思います。Twitterだと長いのは書けないのでね。

と、その前に、12月18日(土)にかなり思い出深い行動をしたので、その記録を今更だけれどつけておきます。

想い出って残しておかないとどんどん消えていってしまうのでね。忘れてしまうのは、寂しいから。

長くなると思うので、温かい飲み物でもお供にして、気楽にお付き合いください。

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というわけでまずは12月18日のことを思い出しながら。

この日一日自由に出来ることが分かっていたから、もともとは、次作の小説の舞台の一つにした有名な観光スポットに行こうと思っていた。でも、季節的に微妙だからまた今度にして、東京に遊びにいくことに。

電車に乗って押上駅まで移動して、まずは東京スカイツリーに。

日本に住んでいたら知らない人はいないかもしれない、地上高634メートルの電波塔ですね。

以前にも何度かこの近辺には来たことがあったけれど、展望フロアに上ったことはなかった。だから、今回思い切って上っちゃおうと。

展望フロアは、「展望デッキ」と「展望回廊」に分かれていて、チケットは「展望デッキだけ」か「展望デッキ・展望回廊どちらも行ける」かで料金も違う。今回はせっかくだからと展望回廊も含めて買ったので、2700円。高い。

眺めは当然ながら壮観でした。タワーの影がくっきりと地面に落ちているのが面白い。

このタワー自体もそうだけど、この街並みを作ってしまう人間ってすごいな、としみじみ思ったり。

幸運なことに天気は最高によかったので、はっきり遠くまで見渡せて、富士山も見えていました。

これ↓は340メートルのフロアにあるガラス床。人間はすごいものを作る・・・

スカイツリーを出た後は、ソラマチの中にあるプラネタリウム「天空」で、「Gift of Light ~星明りに包まれて~」という作品を鑑賞した。

上映中は写真撮れないんだけど、開始前の待ち時間に流れていた映像は撮影可能だったので撮っておいたよ。

本編の上映中には良い香りのアロマオイルも焚かれていて、癒しの時間を味わいました。

その後は、一度電車で浅草に移動して、水上バスに乗った。

「エメラルダス」という名の、近未来的なデザインの最新の船。

船内はこんな感じで、中も未来的。

そしてこの船なんと、屋上デッキに上がれました。

12月なので空気は冷たいけれど、墨田川を疾走する船の上で風を感じるのはテンション上がったなぁ。

お台場海浜公園で船を降りて、少し散歩。

途中にある実物大ユニコーンガンダムの巨大さに慄いて。

そして前々から行ってみたいと思っていた、チームラボボーダレスという体験型博物館に行きました。

ここはもう、想像していたよりもすごかった・・・

こういう↓光景、CMで見たことある人もいるのでは。

館内が全体的に暗くて、地図も順路もなくて、「探索して発見する」をコンセプトにしているだけあって隠し通路なんかがあったりして、素敵な洞窟を探検しているみたいなワクワクがありました。

こんな感じ↓で、プロジェクションマッピングによって常に変化し続ける映像が至る所に投影されていて、壁も床も全てが芸術!みたいな、夢の中を彷徨い歩いているような不思議な時間だった。

この場所の素晴らしさを言語化しようとすると大変なので、何も言わずに印象的な写真をいくつか羅列しておきます。

中でも「呼応するランプの森」と名付けられた部屋は最高に美しかった。

広いわけではないのだけれど、壁も床も鏡張りになっていて、無数に反射されたランプが次第に色を変えていき、なんとも幻想的。

土曜日だから人が多かったのと、部屋にいられる時間が短いのが残念だったな。

(入館後は、館内にいる分には時間制限はなくて、閉館までいられます。これを見て「行ってみたい」と思った人がいたら、可能なら平日に行った方が人が少なくて楽しめるかも)

3時間ほどたっぷり楽しんで、最後はパレットタウンの大観覧車。

東京の夜は綺麗です。

プライベートなこととかは色々と省略しているけれど、これで想い出をより保ちやすくなるだろう。僕は記憶力が弱い方なので、色んなことを忘れちゃうんですよね。

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さて、ここまででとても長くなってしまったけれど・・・

改めて、2021年がもうすぐ終わってしまうので、今年を振り返ってみようと思う。

去年は新型コロナウィルスが広がり出して、緊急事態宣言なんかも出て大変な年だったけど、今年もコロナはしぶとく居座っていますね。日本は随分新規感染者の数は減っているけれど、まだまだ油断しない方がいいだろう、というのはほとんどの人が思っていることかと。

個人的な話だと、今年は2月に『世界の終わりとヒマワリとゼファー』を出版しました。

もう言っちゃっていいかなと思うので書いちゃうけど、これ実は、プロット時点でMWの編集さんにボツにされたので、悲しくて自費出版に踏み切ったんですよ。自分的にはとても好きな設定と世界だったので、このまま消してしまいたくないな、と思って。

日向坂46の小坂菜緒さんに「青海野灰さんの新作が楽しみ」と言っていただけてとても嬉しかったのをよく覚えているし、スクリーンショットも撮ってありますよ。

自費出版だけあってゼファーの知名度は低いですが、頂けたご感想は好意的なものが多いので、がんばって世に出してよかったなと思っています。(本音を言えばもっと多くの人に読んでほしい! 来年こそ文フリに出てみようかな・・・)

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梅雨から夏頃にかけて、次作の原稿を書いていました。今回も楽しんで創作しました。

執筆がのっている時って、どんな娯楽にも勝る楽しさがあるんですよね。

それを専業ではないけど仕事の一部に出来ているのは、やはり幸運で幸福だな、と感じます。

発売は来年になるので、今年の出版も一冊だけになってしまいました。まあ、一冊でも出せるだけ光栄で幸せなんですけどね。

来年こそは二冊・・・欲を言えば三冊は出せるように頑張りたいなと思います。

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6月に、デビュー作『逢う日、花咲く。』の台湾翻訳版が出ました。

台湾のイラストレーターのシロマロさんが、素敵なファンアートを描いてくれました!

とっても嬉しかったことです。ありがとうございました!

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他に印象深いことといえば、11月に左ふくらはぎを筋断裂して、その数週間後にノロウイルスに感染しちゃって40度の熱が出て倒れていました。久しぶりの東京通勤もあったし、大変な月だった・・・

その代わり、と言っていいのか分からないけど、まだ言えないけど良いこともあったので、総合すると悪くない一年だったかな。

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世の中には、今年も沢山の悲劇や不幸や不条理なことがあったけれど、僕は運よくそれなりに幸せに生きられました。

昔は、人間関係とか自分の弱さとか、世界の汚い部分に絶望して、「25歳になったら死のう」なんて考えていた時もありました。でも今は、世界の暗さだけじゃなくて、そこにある優しさも、輝きも、感じられています。

願わくば来年も、その先も、このまま大きな悲劇に逢わずになるべく長生きして、たくさん物語を生み出したいと思っています。

さよなら、2021年。

2022年も、青海野をよろしくお願い致します。

『逢う日、花咲く。』で第25回電撃小説大賞を受賞し、デビュー。著書は他に『明けない夜のフラグメンツ』『世界の終わりとヒマワリとゼファー』『君を、死んでも忘れない』『この星で君と生きるための幾億の理由』『あの日見た流星、君と死ぬための願い』

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