さよなら、2025年

さよなら、2025年

早い。なんという早さだろうか。

大晦日当日は余裕がないと思うので、これを書いているのは12月30日だけど、もう2025年が終わろうとしていますね。

一年の終わりが早く感じるというのは、印象に強く残るような日々じゃなくて、たぶんそんなに波乱に満ちた時間を送らなかったということだろうから、それはそれで幸福なことなのかもしれない。

当たり前の日常を当たり前に過ごせるというのは、きっととても恵まれているものだと思うから。なんてのは、2025年にそんなに満足していない自分を慰めるための言い訳かもしれないけれど。

みなさんはどんな一年だったでしょうか。

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僕もこれを書きながら、今年を振り返ってみます。

まずは作家活動の方面から。

まず、1月にスターツ出版文庫さんから本を出しました。『拝啓、やがて星になる君へ』。

星化症という奇病がある世界で、文芸部を創る少年少女たちの物語です。本の中にある仕掛けをしているので、それに気付いて驚いてもらえると嬉しいな。

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そして、ネオページさんからお声がけしてもらい、Web連載をしていました。

連載開始は2024年の10月からだけど、完結したのは今年の4月。いつもの文庫本一冊分くらいの文字数があり、初めての連載で緊張した部分もあったけど、個人的には好きな展開と結末になっています。

世界に発生した「バグ」の物語。いつでも無料で読めるので、気になる方はぜひ。

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お次はこちら。

6月、実業之日本社文庫さんから『君がいた夏、僕だけのヒーロー』を出版しました。

これはあとがきにも書いたんですが特殊な執筆背景があり、なかなか新鮮な体験でした。

実は、この企画を進行していたチーム内で「映画化しようぜ!」という話もあがり、詳細は書けないけど、高級なホテルのラウンジでえらい人と会談したり、いくつかの出版社に挨拶に行ったりとか、普段はできないような貴重な体験ができましたよ。映画化の話は結局実現しなかったんだけど!

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で、これはちょっと特殊なんだけど、11月にAmazonの kindle direct publishing からペーパーバックの本を出しています。

実験的な試みだけど、個人的にはとても好きな物語なので、こうして本の形で世に出せてよかったと思ってます。重く沈みつつも、風のように疾走する物語なので、よろしければぜひ。

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お、こうして振り返ってみると、今年は4つの物語を出せたわけですね。(一つはWeb連載の完結で、一つはKDPだけど)

物語を出した数だけで見れば過去最高です。でもまだ余裕あるので、来年ももっと活動的にいきたいと思ってます!

2026年は、一冊はほぼ出版確定だと思っていて、他にも進めているプロットもあるので、最低でも二冊は出したいなと思ってるけど……どうなるか分かりませんね。

まあ目標は言うだけタダなので、実現性は置いといて願望だけ言うなら三冊は出したい!

そもそも、「小説家の5年生存率は5%以下」なんて言われている世の中で、『逢う日、花咲く。』でデビューしたのが2019年だから、僕も来年で作家7年生になるわけですね。がんばってるよ、自分。

今後もがんばり続けたいし、変な言葉だけど「死ぬまで生き残りたい」と思ってる。

年末年始の忙しい時期にこれを読んでくれている人がどれくらいいるか分からないですが、これからも応援していただけると嬉しいです。

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さて、作家面はちょっと離れて、プライベートな今年を振り返ってみよう。

僕はAmazonのプライム会員になっていて、スマホで撮った写真はAmazon Photosに保存されるようになっているから、今年何をしてたっけな…という時に振り替えるのにPhotosは便利。

(前はGoogleフォトを使っていたんだけど、無制限じゃなくなっちゃったからAmazonに引っ越しました…)

今年の1月頃は、SEの仕事で携わっていたシステムのリリースがあったので、慌ただしかったし心臓に悪い日々が続いていたな…

普段は家で仕事してるんだけど、商用リリースはセキュリティの関係で現地にいかないとなので、連日東京に通勤してました。その頃の風景写真が残ってて思い出した。通勤って疲れるよ…

あと、僕が住んでいる千葉県には小さな遊園地があって、小説中にも何度か登場させている「もりの遊園地」に行った。

小さい遊園地なんだけど、観覧車とかもあってちゃんと楽しめる。レールの上を自転車みたいな乗り物をこいで進む「サイクルモノレール」が好きです。

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2月には、メディアワークス15周年フェアのグッズをもらったみたい。

こういうアイテムって初めてだったから嬉しかったな。

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3月くらいには、羊毛フェルトにはまっていろいろ作ってました。

これはUNDERTALEとDELTARUNEのキャラ。やった人には分かると思う。

DELTARUNEはチャプター5が2026年予定ということで楽しみですね!

こっちはOneShotというゲームの主人公、ニコ。

小さな電球を持たせて、実際に光らせることができるというこだわり。OneShot、とてもよかったよ…

そしてこれはFF9のビビ。

FF9は今年で25周年だそうで、そのお祝いも兼ねて作りました。25周年おめでとうございます。

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春にはいろんな場所に桜を見に行ったな。

桜は一番好きな花かもしれない。すぐに散ってしまうのが寂しいけれど、その儚さもまた魅力の一つというか。散ってしまった後の、花びらが地面を埋め尽くしている光景も幻想的な雰囲気ですよね。

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4月には東京タワーを階段で上ったな。これは珍しく日記にもしました。

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夏には故郷である新潟県長岡市に里帰りしていました。

今年は、長岡花火の会場チケットが取れなかったらしく、遠くから見ていた。また来年は打ち上げ会場で観たいな。

あ、そうそう、上の帰郷とは別に、10月にも事情があって長岡に行ってたんです。

新幹線は高いので、これも経験かなと思って、初めて高速バスを予約して乗ってみた。乗り心地はまあ良くはなかったしかなり疲れたけど、ちょっとした旅行みたいで楽しかったな。帰りは新幹線に乗ったけど、高速バスの後だとその速さと快適さに驚いたね。

目的は取材旅行だったので、長岡の史跡などを巡って、写真やメモなどをたくさん取ってきました。告知はしばらく先になっちゃうけど、気長にお待ちいただければと。

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秋には、ある人と、ある場所に行ってきた(詳細はまったく語れない!)

施設内に照明を極限まで落としたカフェがあって、飲み物の上に花が散る映像が投影されて、とても幻想的で素敵な場所だった。

時期的に東京タワーのライトアップがクリスマスカラーになっていたし、夢の中を歩いているみたいな一日でした。

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あとはもう最近のことになっちゃうけど、ネモフィラの栽培キットを買っていたのを思い出して11月に種まきして、順調に成長しています。

ネモフィラが重要な物語を過去に書いたので、来年春の開花がとても楽しみ。

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うん、大雑把だったけどこうして振り返ってみると色々やってるし、それなりに充実もしていたような気がする。

嬉しいこともあったし、めちゃくちゃ苦しんで悩んでずっと胸が痛むような日々もあった(詳細は書かないけど)。

感情も人生も波だと思っていて、致命的に下がってる時もあれば、上がる時もある。それは普通だし当たり前のことなんだ。

ずっとなだらかで問題も起こらない物語なんてつまらないしね。これも文学。人生も一つの小説だ。

苦しさの渦中にいると消えてしまいたいと思うこともあるけど、ちゃんと僕は息をできているし、前を向いて歩けてもいる。

歩き続けたいって強く思う。

2026年は、年末に「満足した」と言えるような、作家としての転換期になるような素敵な一年にしたいな。書きたいプロットもあるし、頑張り続けたいね。

今年もありがとうございました。2026年もよろしくお願いします。

さよなら、2025年。

『逢う日、花咲く。』で第25回電撃小説大賞を受賞し、デビュー。著書は他に『明けない夜のフラグメンツ』『世界の終わりとヒマワリとゼファー』『君を、死んでも忘れない』『この星で君と生きるための幾億の理由』など

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