孤独を抱えて 走れ 人はみな寂しくも 力強く生きている だからこそ世界は回る 遅れをとるな お前の足で その腕で この星を回せ 痛みを抱えてひた走れ 涙なんて零れても構うな 逆風の中でも目を見開け 気 […]
「 ドレミの歌 」
どれくらい目を瞑っているの 歴史の隅のこの陰で 皆ここから離れていって 不安な孤独が闇となり 空に夜を広げていった ランプの明かりも消え失せて しんと沈んだ静寂の中 どうか私に聴 […]
深い夜の致命的ノスタルジア
※Twitterからの転記です 子供の頃のことって結構忘れてるんだけど、たまにふと、愛されていたんだなと感じる瞬間を思い出すことがあって、それが致命的ノスタルジアになる。 朧げな記憶だけど、どこかのビルの中に小さな遊園地 […]
「 秋憂月歩 」
寂しがり屋が手を取り合って 秋の夜風に吹かれます 失う事を恐れては 遠ざけてきた思い出が 遥かで今も 光ります さよならだけを抱きしめた あなたは少し微笑んで もう簡単な事だよと 冷たくなった頬のまま 消えゆく星を 数え […]
拝啓、ひとりぼっちの惑星より
先日、こんなネット記事を読んだ。 「ひとりぼっち惑星」というスマホアプリがあって、そこではひとりぼっちのプレイヤーが誰に宛てるわけでもない「こえ」を送ったり、誰に宛てたものでもない「こえ」を受信したりできるらしい。 この […]
【日記】秋の夜長の読書と、不意に思い出した過去
最近、森見登美彦さんの本をよく読んでいる。 有名な『夜は短し歩けよ乙女』は随分前に読んで楽しんだけど、他はまったく読んでいなかった。 去年、SNSで見かけて気になった『恋文の技術』を読んで、手紙の文面だけで物語が進行する […]
【新刊宣伝】この星で君と生きるための幾億の理由
書影が公開されたら書こう書こうと思っていて、発売日まで忘れていました… 2022年9月13日(火)、5冊目の本が発売されました。 『この星で君と生きるための幾億の理由』 まるで世界の終わりみたいに危うげに美しい、緻密な描 […]
「 i love you 」
激しい雨の夜の下 傘をさして独り立つ i love you i love you 言い続けていないと 取り込まれそうになるんだ i love you i love you 僕の愚かさも弱さも危うさも 全部認めるから傍にい […]
「 春に桜の舞い散るように 」
ほんとうに ほんとうに 逢えなくなって しまうのですか 届かぬ想いと 分かっています 叶わぬ願いと 分かっています それでも私の心には 春に桜の舞い散るように あなたと過ごした優しい日々の […]
「 BlueSeaField 」
いつまで経っても 僕たちは 成長なんて できなくて 大人になった つもりでいても 心はいつも どこか孤独で あなたに逢いたい 逢いたいと願い ひとり夜空を 眺めてみても そこに降るのは 涙ばかりで ためいきだけが 立ち昇 […]