カテゴリー: 小説

小説 掌編

【掌編】さよならの風はクチナシの香り

お題:結婚  奏花は笑顔だった。それでいいんだと思う。 クチナシの花を配した純白のドレスに包まれ、皆から祝福されている姿を見ると、僕の胸に空いた穴が少しだけ塞がる様な気がした。  大きなガラス窓から六月の海が見える、白を […]

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