約五ヶ月ぶりの新刊宣伝です。
2025年6月6日、実業之日本社文庫さんから発売の、
君がいた夏、僕だけのヒーロー
になります。

最高にオシャレでカッコイイ表紙イラストを描いていただいたのは、田中寛崇さんです。
今作では物語の雰囲気から、「パキっとした線で、シンプルめな背景」の表紙絵を望んでいて、編集さんと話し合いながら田中さんに依頼させていただきました。
以下、公式ページの紹介文を引用。
「あのとき」の君を救うため、僕は時空だって跳んでみせる!
病に冒された研究者・夜久飛鳥には死期が迫っていた。だが彼には死ぬ前にひとつだけ、どうしてもやり遂げたいことがあった。
――それはやがて起きる「あの子」のピンチに駆けつけること。
大人の夜久が過去へ遡り、ヒロと呼ばれる小学生を救う「ヒーロー」になることだ。
出逢いと別れを繰り返し、運命は奇跡を起こす……。
「僕の命なんていらない、あの日の君を救えるなら」
遠い夏の日へ、時を超えて、君に会いにゆく――
強い「想い」が、奇跡を起こす!
青海野灰が描く、号泣のタイムリープ・ファンタジー!
タイトルや紹介文にもありますが、今作のメインテーマは「ヒーロー」で、タイムリープも絡めたSF要素ありのヒューマンドラマになっています。物語のメインシーズンは夏なので、これからの季節にちょうどいいかもしれません。
今回、かなり特殊な執筆背景があるんですが、本のあとがきに全部書いてるので、本編の読後にあとがきも読んでいただけたら嬉しいです。
これまでの本は全てキーアイコンみたいなのを設定していました。
逢う日、花咲く。→🌼
明けない夜のフラグメンツ→🌕
世界の終わりとヒマワリとゼファー→🌻
君を、死んでも忘れない。→💠
この星で君と生きるための幾億の理由→🚌
あの日見た流星、君と死ぬための願い→🌠
拝啓、やがて星になる君へ→⭐️
(アンソロジーとWeb連載は除く……あ、でもアンソロはクジラ🐋かな)
ただ今作は、やるのならどう考えても「ヒーローのお面」、それも戦隊モノのレッドのお面なんですが、ちょうどいい絵文字がないんですよね。
ヒーローっぽい絵文字( 🦸 )はあるけど、アメコミヒーローっぽくてこれじゃないんだよなぁという感じ。
表紙絵には小さくお面も描かれています↓

このお面がどんな存在なのか、ヒーローとは誰なのか、どんな活躍をするのか、その辺を楽しんでいただければと思います。
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発売日の一週間前くらいから、Xでサイン本プレゼントキャンペーンをやりたかったんですが、諸々の事情でまだ見本誌が手元にないんですよね…。もう発売日二日前なのに、なんてことだ。こんなこと初めてです。
実物を入手してからキャンペーンをやりたいので、発売日の後になっちゃうかもしれませんが、買ってくれた方も、予約済みの方も、ぜひ参加してください!
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ちなみに…
今作の物語は、Web連載していた『Good-Bye World キミを殺したこの星で』の中で、唯一リセット対象にならなかった世界、という著者脳内設定があります。
こちら連載は完結しているし順番も問わないので、合わせて楽しんでいただければ幸甚です。