二か月連続で新刊宣伝になります。
2025年1月28日に、スターツ出版文庫さんから発売の、
拝啓、やがて星になる君へ
です。
公式ページのあらすじを転載します。
星化症という奇病で家族を亡くした勇輝は人生に絶望し、他人との交流を避けていた。しかし天真爛漫なクラスメイト・夏美との出会いで日常は一変。夏美からの説得で文芸部を創ることに。大切な人を作ることが、それを失った時の絶望を知る勇輝にとって、怖さを抱えながらではあったものの、夏美と過ごす日々に居心地の良さを感じ初めていた。そんな時、夏美に星化症の症状が現れてしまう。「それでも僕は君が生きる未来のために」と絶望を退ける勇気が芽生え、ある決意をする。ラストに涙する、青春恋愛物語。
あらすじにもある通り、文芸部のお話です。
文芸部って、ちょっと憧れがあるんですよね。学生の頃に入ればよかった。(僕は高校の時は演劇部でした)
そして重要なキーワードである、「星化症」という病。
英名はAstroniasis(アストロニアシス)。発症率は十万人に一人。原因は不明、治療法は皆無。罹患者は最終的に光になって空に消え、体は岩の塊になって地上に残る。残された岩は「星塚」と呼ばれている――
というレア奇病ですが、主人公は姉と母を立て続けにその星化症で喪い、大切な人との別れの痛みから自分を守るため、人との繋がりを断つことを決めたという過去があります。
そんな彼が物語の中でどのような人生を歩むのか。表紙絵の二人が見つめる先は過去か、未来か。ぜひ見届けていただければと思います。
※今作、「あとがき」が非常に大きな意味を持っていますので、絶対に「あとがき」も飛ばさずに読んでいただきたいです。そして絶対に「あとがき」を先に読まないでください!
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素敵な表紙イラストは、中村至宏さんが描いてくださいました。
過去作の『あの日見た流星、君と死ぬための願い』のイラストも中村さんだったのですが、どちらも星の瞬く夜空なんですよね。
出版社が違うのでこうやって並べていいのか分かりませんが、全く違う物語でも、どこかでこの夜空が繋がっていると思うと素敵じゃないでしょうか。
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今作、難しくならないように本文中には書かなかった細かな裏設定があり、発売からしばらく経ったら別の記事で書いてみようかなと思ってます。(上の方で「原因は不明」と書いていますが、自分の中では星化症の背景はしっかり考えてあるのです)
青海野の既刊をこれまで読んでいただけている方には、「これ、あれだ」とニヤリとできるような繋がりも入れているので、ぜひ探してみてください★(分からなかったらXのDMとかで質問してください)
また、今作の宣伝用に、ある計画も進んでいます。これも進展があったらお知らせします。
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これまでの日記にも少し書きましたが、現在並行で進んでいるのがもう一つあり、年内にもう一冊出せるかな、という感じです。
それでは、また。