久しぶりの新作告知になります。
といっても今回は書籍ではなく、作家デビューから初のWebでの連載になります。
イメージをお伝えして描いていただいた表紙絵もあります。タイトルフォントがカッコイイですね。
手を繋いだ男女が、ガラスが割れるように少しずつ消えていく情景。一体何が起きているんでしょうか。
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以下、作品ページにも記載しているあらすじです。
愛した人は、世界の“バグ”だった――
三年前に最愛の幼馴染「水無月 白亜」を喪い、それ以来自暴自棄な日々を送っている高校生「如月 蒼」。
ある日、クラスメイトの暴力から逃げ込んだ廃屋で、白亜と瓜二つな少女を見つける。
「わたしを殺して」と願う不思議な少女にかつての白亜の姿を重ね、「ハクア」と名付けて世間から隠れるように自室で匿う。
そんな中、蒼の周りで少しずつ異常な事態が発生していく。困惑する蒼に、ハクアは告げる。
わたしは、バグだよ、と。
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以前、終末SF青春恋愛群像劇『世界の終わりとヒマワリとゼファー』を書いたのですが、今作はそれとちょっと通じるSF要素のある世界観になっています。
とはいえゼファーは爽やか青春を意識して書いてましたが、今作はXにも書いたようにちょっとダークめな雰囲気です。
プログラミングをちょっとやったことがある方は分かるかなと思いますが、プログラムの入門的なやつでよく「Hello World」という文字列を使うんですね。
で、今回はそのおまじない的な定型文の否定で、「Good-bye World」としています。エピソードタイトルの表記も、分かる人はニヤリとしていただけるかなと思ってます。
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書籍の場合は、結末まで書き上げて、何度も読み直して推敲して、幾人もの関係者でブラッシュアップしてから世に出すんですが、Web連載だと当たり前だけどそうじゃないんですよね。
もちろん結末までのプロットはあるし、お仕事の形でお話をいただいているので編集部のチェックはありますが、通しで完成していない物語を少しずつリアルタイムで公開していくというのは、ちょっと緊張しちゃいますね…
連載が滞らないようにがんばって執筆していきます。
(作家デビュー前は、Webでリアルタイム執筆していた時期もあるんですが、その頃は結末も決めずにプロットすら作らずにノリだけで書いてました…)
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これとは別に、書籍も同時に進行しています。
早く告知したくてうずうずしていますが、気長に待っていていただけたらと思います。
それでは、また🐈⬛