【日記】シャボン玉が好き、の話

【日記】シャボン玉が好き、の話

気付けば前回の日記からもう一か月以上経ってしまっていた。

noteとかで高頻度にコンテンツを更新している人ってすごいなぁと思います。尊敬します。

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先週はゴールデンウィークでしたね。僕の仕事では、プロジェクト全体で「中日も休もうぜ」という御達しがあったので、ありがたく10連休を取っていました。

博物館に行ったり、海辺で本を読んだり、温泉施設に入ったり、小さな遊園地で観覧車に乗ったり、広い公園に行ったり、気の向くまま自転車で走り回ったり・・・と、かなりアクティブに行動してなかなか満足の連休を終えました。

次の祝日は7月18日の海の日までないんですよね・・・

6月にも一日くらい祝日を作ってくれよー、というのは、多くの人が思ってるんじゃないかな。

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さて、突然話を変えるけれど、僕はシャボン玉が好きだ。

以前はそうでもなかったけれど、大人になってから好きになったように思う。

陽の光の下で飛ばすと、無数の泡が虹色に輝く。それが宝石みたいに見えて綺麗。

さらに普通では見えない風の動きが可視化されるのもいい。

風ってとても複雑な動きをしていて、ただ一方向に吹いているだけじゃなくて、突然向きを変えたり、渦巻いて上昇したり、かと思えば不意に止んだりもして、ころころと表情を変える。

そんな透明な風が、シャボン玉の虹色の宝石を乗せて、目に視えるようになる。遠くの景色にいくつもの泡を運んでいく。

その光景が幻想的だし、自分の中の悩みとかストレスとかそういった負の感情が、風に乗って一緒に遠くに流れていくような心地よさがあって、最近は仕事に疲れた時によく窓から飛ばしている。

僕はタバコは吸わないけれど、タバコの魅力って成分の麻薬的な効果とは別に、吐き出した煙が空に立ち昇って消えていく景色にもあるんじゃないかなと想像している。

シャボン玉を飛ばすのは、それに近いかもしれない。喫煙者にタバコ休憩があるのなら、非喫煙者にはシャボン玉休憩があってもいいんじゃないかと思う。

ストロー状のものを口にくわえて吹くのもいいし、棒状のものを液に浸して振って飛ばすのもいいけど、最近はもっぱら機械式のものを好んでいる。バブルガンというものだ。

最初に買ったのはこれ。

「オンダ」という日本の玩具会社の商品らしい。

見た目はなかなか精巧で、ディテールも細かい。モーター音は静かでいいんだけど、シャボンの泡は小さめ。

これが初めて買ったバブルガンだったので、電動でマシンガンのようにシャボン玉を撃てるというのにちょっと感動したな。

でもしばらく使っていたら、明らかに泡の出が悪くなってきたので、また別の物を購入。

二個目はこれ。

一個目にくらべてオモチャ感の強いデザインだけど、ボトルが大きいのでシャボン玉液をたくさん入れられる。

ガトリング形式なので沢山泡が出るのかなぁと期待していたけれど、そうでもなかった・・・

でもボトルが幅広で、手に持たなくても平らな場所に置けるから、スイッチを入れっぱなしにして置いておけば手放しでシャボン玉を楽しめる。モーター音はけっこううるさめ。

で、もうちょっと見た目も、シャボン能力も高いものがほしいなぁと思って注文したのがこの三個目。

これはなぜかAmazonでは見つけられなくて、楽天で購入。

見た目はショットガン風で凝っているんだけど、色はオモチャっぽい感じ。

だからこれを、自分好みに塗装してみようと思って。

これ、銃口の辺りにLEDが仕込まれていて、トリガーを引いた時に光るのはまあいいんだけど、なぜかスピーカーも入っていて謎の電子音が鳴る!

銃撃音というわけでもなく、安っぽい遊園地みたいな、ずいぶんふざけた感じの効果音だ!!なぜなんだ!!!

なので、ネジを外してパーツを分解し、コードを切断してスピーカーを取り外した。

で、各パーツをここまでバラして・・・

百円ショップで買っておいたスプレーで着色します。白い部分は黒に。青の部分はガンメタリックな感じに。

黒で塗った上からシルバーのスプレーを軽く吹きかけると、金属っぽい風合いになっていい感じなんですよ。

で、こうなった!

差し色にゴールドを随所に入れました。高級感が出て、オモチャっぽさがほとんどなくなってない!?

これ、すっごい勢いでシャボン玉が出ます。満足度高い・・・

今日は天気も良かったので、仕事が終わった後に屋根の上に上って、夕日を見ながら街に向けてシャボン玉を乱射しました。

夕方に自宅の屋根の上に上るのも好きなんだ。空が広くて、風を感じられて。

ちょっと危ないけどね。

『逢う日、花咲く。』で第25回電撃小説大賞を受賞し、デビュー。著書は他に『明けない夜のフラグメンツ』『世界の終わりとヒマワリとゼファー』『君を、死んでも忘れない』『この星で君と生きるための幾億の理由』『あの日見た流星、君と死ぬための願い』

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