小説 掌編 【掌編】デュアル・プリズム 2021年10月3日2021年10月2日Leave a Comment on 【掌編】デュアル・プリズム お題:私を愛したスパイ 私が辻先輩に声をかけたのは、十名程の部員がざわめく部内でもいつも一人でいる彼が一番話しかけやすそうであり、また、少し親近感を覚えたからだった。 彼はいつも文芸部室の窓際の陽だまりにパイプ椅子を置 […]